Sunday, October 10, 2010

栗の渋皮煮

秋といえば栗!
隣のおじさんの栗を頂いて
栗の渋皮煮。





おっきくて立派な栗を
傷つけぬよう慎重に慎重にむき
お姫様並の待遇で
だーいじに煮ます。

ほろほろうまし。
ほへ~
とお外でも眺めたくなりますな
むふふ


わたしはこの栗向きが
大好きなので
もう一日中やっていたい!
ぽろっと取れて楽し~

いがいがに包まれて育つだなんて
箱入りですなあ。


【栗の渋皮煮】

生栗
てんさい糖(栗の総量の40から50%)
重曹大さじ2
ラム酒 適量

1.栗の鬼皮を向く
2.鍋に栗とたっぷりの水、重曹を半分いれて
火にかけてアク抜き。
弱火で20分。
3.栗を傷つけぬように
ゆっくり流水で水を変える。
4.アク抜きをもう一度する。
5.新しい水と砂糖の半量を入れて弱火で15分。
浮いた栗が乾かぬように落とし蓋をする。
6.一時間ほどそのまま冷ます。
7. 残りの砂糖とラム酒を加えて弱火で15分。
8.落とし蓋をしたまま冷ましてできあがり!


失敗しないポイントは
◯鬼皮をむくとき

•沸騰したお湯に生栗を入れて
人肌になった頃からむくとむきやすい。
•底のざらざらした部分の境目を
フルーツナイフで削ぐようにしてから
少しずつ手でむいていくと
つるっと半分ずつくらい取れます!

◯アク抜き

•ぽこぽこ沸騰させない!優しく優しく。
•真っ黒の地獄のようになりますが驚かずしてよろし。

◯砂糖とラム酒の加え方

•一気に砂糖を加えると固くなりやすいので
半量ずつ加える。
•風味が飛びすぎないようにラム酒も二度目に。

そのままはもちろん
パウンドケーキやタルト
モンブランにもできます。
保存用には少し煮詰めた汁と一緒に
瓶詰めするといいですよ~

いくつかポイントをおさえれば
丁寧に作業するだけで
栗がつやつや宝石みたいに
きれいな渋皮煮ができます。

作ったひとが一番にまにま。


うっふー



Tuesday, July 20, 2010

土用干し

今年は去年剪定したおかげで
大きな果実がしっかり実ってくれました。




梅仕事はほんとたのしいですね~
何よりも香りが!たまら!ん!

追熟させるときの香り
梅酢があがるときの香り

…フー!

テンションあがります
むふふ

干すとたまんなくかわいい
我が子のよう。
これを編み出した偉大な先人に
最大級の拍手と感謝を!!

ちなみにわたしは18%で。
やっぱり先人の知恵に勝るものなし。

Saturday, June 5, 2010

ご祝儀袋

今日は友人の結婚式。

御招き頂いた感謝と
祝福の気持ちを込めて
ご祝儀袋を折りました。

お祝いの気持ちを包むものなので
ことさら自分の手で
折って編むのが楽し~!
思いにこころ踊りながら
しあわせ!







彼女のイメージは
華やかなんだけど
思慮深く落ち着いた感じ。

季節は早めだけど
ぱっと華やかなひまわりに
水引きを編みました。

伊勢型紙の
ひまわり柄和紙を挟みました。
袋は立体感のある
ぽこぽこした和紙で
ちょっと風がそよそよしてる感じ、
ひまわり畑って風が通る
イメージなので。

どうかお祝いの気持ちが
彼女に届きますように。

ああたのしみ!
おめでとー!!

うきゃー!


Sunday, May 9, 2010

母の日に書道ケーキ

今日は母の日。
デザートにケーキを

なんとかありのままに
気持ちを載せたくて
試行錯誤した結果
こうなりました




どーん
書道ケーキどーん!

書のお見本は憧れの紫舟先生
「満」という字です
母の日々がこれからも
満ち足りたものでありますように!

仕上がりを見たかあさん、
「うわあ!もはやなんでもありだね!」

イエスマム
娘はなんでもありです
こんなケーキ的可愛げのないケーキは
他にはありませんよ!
わっはっは

ちなみに文字は
チョコレートで書いてます
赤いのは落款ね

お歌の歌詞もそうなんだけど、
ほんとうに大事なことは
日本語じゃないと響かないんですよね

デザイン的にはアルファベットは
すごく使いやすいけど
日本語には書道があるもんね
改めて、あーかっこいいな日本語!
と思いました




Tuesday, May 4, 2010

端午の節句

端午の節句に
今年はちまき!

笹の葉のいい香りに包まれた
お団子がたまらないやね
乾燥した葉を戻すときも
お団子を包むときも
あー!いい香り!




中身のお団子は
もち米のお粉とうるち米のお粉をあわせて
お砂糖とお湯で練っただけの
シンプルなもの。

やっぱりメインは笹の香り!

わたしは甜菜糖を使うので
熱湯で溶かして
お砂糖水にして練りました。
他のお砂糖もムラがなくなるので
おすすめのやり方です

ほんのり甘く
後からきなこをつけても
邪魔しないような分量
このくらいかな?

■ 材料
だんご粉 400g
(うるち米:もち米 4:1)
甜菜糖 100g
熱湯(お砂糖をあわせて)300g〜

包むための笹の葉とワラ

お砂糖水にした熱湯で
だんご粉を練る!
しっかり練ったおもちを50gずつに分けて
笹の葉で包み、ワラでぐるぐる巻く。
巻いたものをたっぷりのお湯で
15分茹でる。

包み方は地方によっても
人によっても色々みたい。
笹の葉をひとつあたり3枚使うと
おもちがはみ出ず見栄えもいいのでおすすめ。

笹の葉は防腐効果があるので
昔はこのまま保存したそうな。
へー!
笹も竹もやるね、葉。

食べるときは蒸すか茹でて
また柔らかくして
きなこや甘醤油でたべるよ~
おいしいよね~


美しい由来は存じあげないのですが
川の向こうまでお供え物を届けるために
始まったもののようですね。
こんなお話しを聞くと
端午の節句をご先祖様と一緒に
お祝いできる気がして
ほんわかしますね~

むっふ~

昨日は笹の葉で包むのが楽しみすぎて
ワクワクしたまま夜中まで
にやけていた甲斐もあり
無事に仕上がりお祝いできそうだ!
愛してるよ甥っ子め!

Friday, March 5, 2010

ローキャロットサラダ

にんじんを食べるなら
抜群に美味しい!と思うレシピ。
にんじんの美味しさが際立つ
ローフードです。





ローキャロットサラダ

■材料■

にんじん 1本
スプラウト 1パック
くるみ 軽くひとつかみ

レモン汁 大さじ1
胡麻油 大さじ1
しょうゆ 大さじ1.5
しょうが汁 小さじ1弱(お好みで)

■作り方■

くるみは一晩浸水させる
よく水を切って粗く刻む

調味料を混ぜ合わせてドレッシングにして
にんじんは千切りにして
スプラウト、くるみと和える


このレシピだと
スライサーじゃなくて
包丁で千切りにした方がずっと美味しい!
なんでだろ。

余談ですが
わたしは千切りをするのが
大好きなのでたまりません。
フルッフー!!
(テンションあがる~)



Wednesday, March 3, 2010

ひな祭り








今日はひな祭り!

せっかくの節句に
何にもしてないよ~
もったいないよ~
あわわわ

というわけで
菱餅風にレアチーズを重ねて
なんとなく、ひな祭り気分。

気分だけでーもー!



Sunday, February 14, 2010

ローチョコトリュフ

今日はバレンタイン!




ほぼ理由なく
ひとにお菓子を差し上げていい!
たのしすぎる~

その課題が、チョコレート
というのが絶妙です
素材そのものの奥が深いし
メニュウとしても幅が広い。
繊細にも大胆にもなる。
テーマ性にも富んでいるし。

う~ん
た、たのしい…

他の素材でも
こんな日を作って欲しいなあ

なんだろう
例えばチーズ、ナッツ、フルーツ…
そもそも小麦の日があってもいよね。
考えるだけでわくわくする!

去年のテーマはマクロビオティックチョコレート。
今年のテーマは、ローフード!

ローフードとは、加熱せず
食材を生のままいただくことで
酵素など素材の生きた力を壊さない食べ方です。

加熱しないチョコレート菓子?
なんだかつまんなそう?

いえいえ!
これが創造性にとんでいて
豊かでほんとうにおもしろい!
いくつかの素材があわさって
想像を超えた美味しさになる。




今年のローチョコトリュフです。
抹茶のトリュフは、ナッツフリー。
それ以外はナッツ数種類とドライフルーツ、
ローカカオバター、パウダーで出来ています。
まぶしてあるのは
フリーズドライのいちごを砕いたもの、
有機抹茶、ココナッツ、ココアです。


不思議なことに
ナッツやドライフルーツの甘みで
おいしーーーいのです!
驚き!

それにローカカオバターの香り。
生の力ってすごい!
ふんわり香る甘みが
嗅いだことのない優しさなのです

母は、漂うキッチンの香りを
ん?赤ちゃんの香りがするよ?
と訝しがっておりました。
むふふ。
そういう生命力を感じる頼もしさです。


美味しさって
奥深いなあ。

Wednesday, February 10, 2010

寒いのは人のみならじ

うちのお犬がお散歩に行くたびに
ぶるぶる震えるので
コートを仕立てました。




寒いのは人のみならじ!

簡単な前掛けみたいなものですが
風除けできるだけでも
あったかいんだね~
よかったね~




…ワン。

Tuesday, February 2, 2010

味噌寒仕込み

手前味噌ではありますが…

…でお馴染みの味噌仕込みの時期!
せっかくなので
手をかけて作って頂いたお豆と
相性のいい麹をありがたく頂戴して仕込みます。
わたしは甘めの味噌が好みなので麹は多め!
今年は大豆1kg、麹2kg、塩600gで仕込みました。




一晩お水につけた大豆。
うつくし。
ぷくぷく膨らんで、青臭い豆の香りがします。
なんとなくか、懐かしや。

これを大きな鍋で茹でます。
強火でアクができるまで
この間は淡雪のような、もあっもあのアクが!
でるでる!

おもしろ~
もっと出ろ~

むふふ

弱火にして4時間ゆっくり茹でます。
指でぎゅっと潰せるくらいになるまで。
長いですが、このスピードが味噌っぽいね~
圧力鍋だとアクが取れない!

茹でた水は大豆の濃いあまーい香りと味で
とてもおいしーい出汁!
なんかもったいなーい。
後々種水として使って、
残りはスープにします。

さてさて豆を茹でている間に
麹に塩を混ぜる「麹の塩切り」をします。




麹のいい香りがする~!
お豆に麹、塩だけで
あのお味噌になるなんてふしぎ。
生きたものの力ってすごい~
麹に四季、湿度、
日本人の味方はすごい!

さて。
茹であがった大豆をマッシャーで潰して
塩切りした麹と混ぜます。
種水で水分を調整。
麹の多い配合だと膜ができてすっぱくなりやすいので
種水は控えめに硬めにするのがコツです。

肝心の龜ですが
あの茶色の龜が苦手で…
いかにも割れてしまいそうでびくびく
種を叩きいれるにも口も小さいし
天地返しもやりにくーい!

というわけでわたしはこれです。




ホーローの漬け物保存容器。
陶器で寝かせてあげたいのは山々なのだけれど
ごめん!お味噌さま!

できあがった種を
ハンバーグの成形のように
容器に軽く叩きつけながらいれていきます。

平らにならしてラップをして
縁についた大豆や汁をふいて
アルコール消毒をして
塩で蓋をして、新聞でくるんでできあがり!


カビがこわいので容器の外側も消毒して、蔵へ。

一年後がたのしみ!
手前味噌交換もたのしみ!

Sunday, January 24, 2010

ご祝儀袋

安い素材の在り合せですが、
梅のご祝儀袋です。
新年の装いかな。




色味や和紙の種類を考えれば
いくらでもおもてなしができます。
中身がお金だから
ご祝儀袋にこそ気持ちをこめたい。
それなら自分で折り、結ぶのが一番!

ちなみに桜の花は、
同じ梅の花を少し変えるだけ。
そうやって基本的な結びを組み合わせて
たくさんの季節や喜びを表現します。


先日、通っている着付けの先生のまた上、
この道二十年以上の先生とお話しをしました。
着物の普及や魅力を紹介するために
各国回るそうです(国の事業委託で)

で、一番驚かれるのは帯結びなんですって。
なにがって、
あれが直線の一本の布で作られてること。
どの国の方も、作られたものが
乗っかってると思われるそうです。

水引も、帯結びみたいなんですよ。
こんな複雑な模様が
一本の紐でできてるなんてー
作りながら、ほんとにそうなるの?
と思うほどに練り上げられた作法!
おもしろ!

ちなみに水引がそうなのは、
切る、ということがよくないことだとされているからです。
日本人に必要なのははさみではなくて
針や紐のように繋ぎ紡ぐことだったのだなあ
と思うと、平和の素がそこにある気がしてしあわせー

ちなみにモチーフやそれにこめられた想いが
ただぱっと見てわからないところ、
想像力が必要なところもまた平和の素!
だと思います。