Tuesday, June 16, 2009

小麦のはなし vol.1


私は小麦オタクです。

以前、小麦粉が30種類以上あるお店で
使い方や使い分けの相談を受けたり
お教えして売ったりしていました。

白い粉見て、
ウハウハ。にまにま。

あやしい。
ふっふふ。
でも好きなの。
パンやお菓子は小麦で変わる!
これほど楽しいことはないよ~

近頃は「国産小麦使用」が安全のキーワードになって
コンビニのパンでも使われるほどメジャーになってますよね。
なんとなく、その方がよさそう。
粉の産地、が明記されるようになったのは
本当に最近ですが、すごく大事なこと!

…でも、なんで?
何が違うの?

安全のキーワードとしての国産小麦が良い理由、
それは「ポストハーベスト」の問題が大きいです。

ポスト=後
ハーベスト=収穫
つまり、収穫後の作物に農薬を使うことです。
※日本では禁止されています。

小麦を輸送するには、船を利用することが多いです。
大量に運ぶことができるので、経済的です。
リスクは、水に近い船の底で、腐る可能性が高いこと。
そのため腐らせないための薬を使うそうです。
(正確には、使うことが多い、でしょうか。)
特に赤道を通る場合は、その薬の使用率が高くなりますよね。
あっつい国を通る!
ね?いかにも腐りそう。こわわ。

実際に使用されているかどうか、
どの程度使用されているのか、残留量は、
すぐにわかる情報ではないのが現状です。
また、どの薬がどの国でどこまで許可されているのか、
考え出したらキリがない。

一方国産小麦には、輸送時のリスクが低いうえ
そもそもポストハーベストが禁止されている=安心、
という理由だと思います。
(実際に数値を比較するわけではなく、心情的な安心感。)

じゃあ、ぜんぶ国産小麦にすればいいじゃん!

というと、そうもいかないんですね、これが。
外国産小麦/国産小麦
もちろん、安全性以外に
それぞれのメリット・デメリットがあるんです。
ああ、たのしやこむぎー

つづけ。

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